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デンキウナギ デンキウナギ Electrophorus electricus; electric eel

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

デンキウナギ
デンキウナギ
Electrophorus electricus; electric eel

デンキウナギデンキウナギ科の淡水魚。体長 2.5m。体は茶褐色,円筒状で,鱗を欠く。発電魚(電気魚)として知られ,発電力は 600V。発電器官は体軸に並行して 3対ある。発電は採餌(捕食),防御などに使われる。

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百科事典マイペディアの解説

デンキウナギ

デンキウナギ科の魚。別名シビレウナギ。南米オリノコ川アマゾン川中・下流域の原産。全長2.5m。形はウナギに似るが,コイ類に近縁。体の後方はやや側扁する。鱗はなく体色は暗褐色。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

デンキウナギ
でんきうなぎ
electric knifefish
[学]Electrophorus electricus

硬骨魚綱コイ目デンキウナギ科Electrophoridaeに属する淡水魚。シビレウナギともいう。体は円筒形で鱗(うろこ)はなく背びれもない。臀(しり)びれは尾びれとつながっている。えらの上部から咽頭(いんとう)部に空気呼吸ができる器官があり、胞状のうきぶくろとともに空気呼吸もする。ウナギ型をしているがウナギ目魚類とは類縁関係がなく、南アメリカのコイ目カラシン類に近縁といわれており、1科1属1種である。最大2.9メートルになる。南アメリカのオリノコ川とアマゾン川に分布する。
 デンキウナギは、躯幹(くかん)部、尾部の大半を占める長い左右一対の発電器官をもち、それは体の容積の半分以上に及び、中央部の主器官、その下のハンター器官、サックス器官の三つに区分される。発電器官は筋肉組織から分化したといわれているが、20~50個の電柱が重なり合って構成されており、各電柱は一枚の電板を入れてコロイド状物質で満たされた電函(でんかん)が、体軸に沿って多数並んで形成されている。電板は前から後ろへ向かって乳頭層、中間層、絨毛(じゅうもう)層の三層に区分され、後方の絨毛層に電気神経が分布している。発電器官を支配する中枢は延髄にあり、放電の際に電流は神経面から無神経面に向かって流れる。したがってデンキウナギでは電流は尾から頭のほうに流れる。起電力は300~800ボルト(0.5~0.7アンペア)といわれている。電力は大形魚ほど強い。水中に静止するときは発電は不活発だが、動くと毎秒約50の周波数で放電する。放電された魚はけいれんをおこして湾曲し、硬化しひれを広げて動けなくなる。小魚を食う。[中坊徹次]

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世界大百科事典内のデンキウナギの言及

【電気魚】より

…発電魚ともいう。筋肉が変化してできた発電器官をもつ魚の総称で,南アメリカ産のデンキウナギ,アフリカ産のデンキナマズ,海産のシビレエイなどが有名。発電器官は,筋細胞に由来する多数の扁平な発電単位,すなわち電気板が規則的に配列,接続したもので,神経の指令によって短時間の一斉放電を起こす。…

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