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トウエンソウ Xyris

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世界大百科事典 第2版の解説

トウエンソウ【Xyris】

世界の温暖な地域に約200種が分布するトウエンソウ科の植物。一年草もあるが多くは多年草で,全体はイネ科やカヤツリグサ科植物に似て,短い根茎から線形の葉を根生する。葉間より花茎を出し,その頂端に鱗片状の苞につつまれた花を,頭状の穂状花序に密集してつける。花は通常黄色,まれに白色の種もあり,花弁は3枚で同形。子房は3室で,果実は蒴果(さくか)になる。湿地に多く,ときにはケイ砂質の酸性貧栄養土壌にも生育する陽地性の植物である。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

トウエンソウ
とうえんそう / 桃園草
[学]Xyris formosana Hayata

トウエンソウ科の多年草。全形は近縁のホシクサに似るが、頭花は楕円(だえん)形で螺生(らせい)する褐色の鱗片(りんぺん)からなり、鱗片の腋(えき)に黄色の両性花を開く。花冠は三裂し、雄しべは3本。萼片(がくへん)は三枚。湿地に生える。台湾特産で、台北(タイペイ)市郊外の桃園で発見された。
 トウエンソウ科Xyridaceaeはツユクサ科とホシクサ科をつなぐ位置にあり、トウエンソウ属約200種が世界の亜熱帯から熱帯に分布するほかは、中央アメリカから南アメリカに3属20種ほどあるにすぎない。日本には自生種はない。[清水建美]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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