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トマシェフスキー Boris Viktorovich Tomashevskii

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世界大百科事典 第2版の解説

トマシェフスキー【Boris Viktorovich Tomashevskii】

1890‐1957
ソ連邦の文芸学者。ベルギーリエージュ大学で電気工学を修め,ソルボンヌ大学の講義を聴講してフランス文学を研究した。1919年ころロシアフォルマリズムグループ(オポヤーズ)の一員となり,24年からはレニングラード大学の教壇に立つ。42年から教授となるが,他のフォルマリストと同様,マルクス主義文芸学正統派からの批判を受けて一時的に職を退くこともあった。プーシキン学者として優れた業績をあげたが,韻律学,作詩法,文学理論に関する独創的でしかも手堅い著作《ロシア作詩法》(1923),《文学の理論》(1925)などは今日でもその価値を失っていない。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

トマシェフスキー
とましぇふすきー
Борис Викторович Томашевский Boris Viktorovich Tomashevskiy
(1890―1957)

ソ連の文芸学者。ロシア・フォルマリズム運動を担った中心的人物の一人。フォルマリスト的立場を鮮明に打ち出した主要著作としては、韻律論を扱った『ロシア詩法』(1923)、独自の詩学を展開した『文学理論』(1925)があげられる。韻律論の分野では、一般理論以外に、個々の詩人、とりわけプーシキンに関する一連の著作でも高く評価されている。またテキストロジーの面でも名を馳(は)せており、理論書『作家と書物』(1928)を著しているほか、プーシキン、ゴーゴリ、チェーホフその他のロシアの古典の編集・出版にかかわっている。[桑野 隆]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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