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プーシキン プーシキン Pushkin, Aleksandr Sergeevich

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

プーシキン
プーシキン
Pushkin, Aleksandr Sergeevich

[生]1799.6.6. モスクワ
[没]1837.2.10. ペテルブルグ
ロシアの詩人。ロシアのリアリズム文学の確立者。由緒ある貴族の家庭に生まれ,リツェイ (貴族子弟のための学校) の学生時代からその才能を文壇に認められ,卒業後外務省に勤務するかたわら『自由』 Vol'nost' (1817) などの詩によって革命の必要性を表明,そのためにコーカサスへ追放された。

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プーシキン
プーシキン
Pushkin

ロシア北西部,レニングラード州の都市。1918年までツァールスコエセロ Tsarskoe Selo,1918~37年はデツコエセロ Detskoe Selo。サンクトペテルブルグの南郊の都市で,18世紀初頭に建設されたロシア皇帝の夏の宮殿を中心に発展した。

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デジタル大辞泉の解説

プーシキン(Aleksandr Sergeevich Pushkin)

[1799~1837]ロシアの詩人・小説家。ロシアにおける国民文学および近代文章語の確立者。妻をめぐってフランス人将校と決闘し、死亡。叙事詩「ルスランとリュドミーラ」、韻文小説「エウゲニー=オネーギン」、散文小説「スペードの女王」「大尉の娘」など。

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百科事典マイペディアの解説

プーシキン

ロシアの詩人。近代ロシア文学最大の国民詩人であり,また文章語の確立者でもある。モスクワの貴族の家に生まれ(なお母方の曾祖父はエチオピア人),ペテルブルグ近郊ツァールスコエ・セローの学院に学ぶ。
→関連項目グリンカコリツォーフダルゴムイシスキーチャイコフスキーバラトゥインスキーベリンスキーボリス・ゴドゥノフメリメリュビーモフレールモントフ

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世界大百科事典 第2版の解説

プーシキン【Pushkin】

ロシア連邦,ヨーロッパ・ロシア北西部,レニングラード州の都市。サンクト・ペテルブルグの南24km。人口9万4900(1993)。1728年から1918年までツァールスコエ・セローTsarskoe Selo,37年までジェツコエ・セローDetskoe Seloと称された。プーシキン死後100年を記念して現在の名称となった。ジェツコエ・セロー時代には,子どもたちのためのサナトリウムが設けられていた。スウェーデンの古い記録にはサアリス・モイシオ(島,農場)とあり,それがロシア化され,サールスカヤ・ムイザ(ムイザは農園付き別荘の意),サールスコエ・セローとなったが,ピョートル1世の皇后(ツァリーツァ)に所領として与えられた後,ツァールスコエ・セローと呼ばれるようになった。

プーシキン【Aleksandr Sergeevich Pushkin】

1799‐1837
ロシアの詩人。父方の先祖は由緒ある貴族で,父はディレッタントながら詩をよくし,伯父のワシーリーはカラムジン派の詩人であった。母方の曾祖父ガンニバル将軍Abram Petrovich Gannibal(1697ころ‐1781)はエチオピア出身で,ピョートル1世の寵愛を受けた。このアフリカの血はプーシキンの気質や相貌に明らかに現れている。1811年,ツァールスコエ・セロー(現,プーシキン)に開校された貴族の子弟のためのリツェイ(学習院)に1期生として入学,詩作で頭角を現し,在学中に約150編の詩を書いた(初めはフランス語による詩作が多かった)。

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大辞林 第三版の解説

プーシキン【Aleksandr Sergeevich Pushkin】

1799~1837) ロシアの詩人・小説家。ロシアにおける近代文章語と国民文学の確立者。妻とフランス士官の醜聞にまきこまれ、決闘により死亡。韻文小説「エフゲニー=オネーギン」、小説「ベールキン物語」「スペードの女王」「大尉の娘」、史劇「ボリス=ゴドノフ」など。

出典|三省堂
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世界大百科事典内のプーシキンの言及

【エフゲーニー・オネーギン】より

…ロシアの国民詩人プーシキンの,8章から成る韻文小説。1825‐32年刊。…

【児童文学】より

…ユダヤ人のカニグズバーグE.L.Konigsburg,I.B.シンガー,黒人のハミルトンH.Hamiltonがすぐれ,ほかにフォックスP.Fox,ボイチェホフスカM.Wojciechowskaらが問題作を書いている。
[旧ソ連邦]
 かつてロシアでは,A.S.プーシキンが民話に取材して《金のニワトリ》(1834)などを書き,エルショフP.P.Ershovが《せむしの小馬》(1834)を作り,I.A.クルイロフはイソップ風の寓話を,V.M.ガルシンは童話的な寓話を書いたが,いずれも権力に刃向かう声であった。F.K.ソログープは暗い影の多い不思議な小説を作り,L.N.トルストイはおおらかな民話と小品を発表した。…

【ビャーゼムスキー】より

…ロシアにおけるロマン主義の最も代表的な宣伝普及者の一人。プーシキンの親友で,彼にバイロンの意義を説いた。初期の詩は古典主義的・知性的要素を多くとどめているが,1820年代後半にはロマン主義的モティーフをうたったすぐれた抒情詩(《滝》(1825),《波立ち》(1829)など)を数多く書いた。…

【翻訳】より

…もちろん,熟達した翻訳者においては,これは母国語の場合のように行われてしまうのであるが。しかし,翻訳は了解ばかりでなく,翻訳言語による〈再表現化〉(ロシア文学の父,A.S.プーシキンがすでにこの概念を用いている)の作業をともなっている。すなわち,翻訳者は原語テキストの読者であると同時に,翻訳テキストの受容者たちにとって原作者の代理,あるいは新しい作者として登場することになるから,先に挙げたコミュニケーション図式は翻訳者を接点にして,原作者→原語テキスト読者/翻訳者→翻訳テキストの読者,というように二重化されるのである。…

【ロシア語】より

…ただし,前時代に比べて多くの新しい特徴を示すこの時期の書き物のことばを,新ロシア語New Russianと呼ぶ。 A.S.プーシキン(1799‐1837)は韻文と散文の両方の作品で新しい言文一致の模範を示し,まもなくそれがすべての人の受け入れるところとなって,ついにロシア語の全国民的な諸規範が確立した。広義の現代ロシア標準語Modern Literary Russianはプーシキン以後現代までのロシア語を指すが,より厳密には,1930年代後半からの約50年間に定まった書きことばと話しことばの諸規範を意味する。…

【ロマン主義】より

… その他の国々では,ロマン主義は多くの場合国家統一へと向かうナショナリズムの進展と並行し,国民的な意識の高揚を目ざす国民文学運動として展開された。例えば,イタリアではリソルジメントと呼応しマンゾーニやレオパルディが文学運動を推進し,あるいはロシアではプーシキンやレールモントフらが,フランス文学の影響を排してロシア固有の文学の創造を目ざす国民文学運動としてのロマン主義を展開した。 この汎ヨーロッパ的な文芸運動も19世紀中ごろにはほぼ終わり,リアリズム等の旗印のもとに各国の社会状況に即した文芸思潮が登場した。…

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