ドリーニュ(英語表記)Deligne, Pierre René

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「ドリーニュ」の解説

ドリーニュ
Deligne, Pierre René

[生]1944.10.3. ブリュッセル
ベルギーの数学者。1966年,ブリュッセル自由大学を卒業,1968年同大学で博士号を取得。1968年にフランス高等科学研究所 IHÉSへ赴任。1984年からアメリカ合衆国のプリンストン高等研究所 IAS教授を務める。1978年,フィンランドのヘルシンキで開催された国際数学者会議代数幾何学における業績によりフィールズ賞を受賞した。フランスの数学者アンドレ・ベイユは 1949年に,有限体上の代数多様体に対するゼータ関数(→リーマンのゼータ関数)について,いくつかの予想を提唱した。これらは,古典的なゼータ関数に対するリーマンの仮説に対応する性質である。ドリーニュは数学者アレクサンドル・グロタンディークが約 15年前に発展させたエタール・コホモロジーと呼ばれる新しいコホモロジー理論を援用することにより,ベイユ予想を解決することに成功した。ドリーニュの業績は,代数幾何学と整数論との関係について重要な洞察を与えるものである。また,ドリーニュは代数多様体のホッジ構造の理論について顕著な貢献をし,さらに確定特異点(→特異点)をもつ微分方程式の理論においても業績を上げた。2013年,アーベル賞を受賞。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

百科事典マイペディア「ドリーニュ」の解説

ドリーニュ

ベルギー系フランスの数学者。代数的多様体の構造と数論に関する業績により1978年フィールズ賞

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

ワールドカップ

4年ごとに開催されるサッカーの世界選手権。国際サッカー連盟(FIFA(フィファ))が主催し、その加盟協会の代表チームによって争われる。[大住良之]概要FIFA傘下の6地域連盟ごとの「予選大会」と、それ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android