ナスカ(読み)なすか(その他表記)Nazca

デジタル大辞泉 「ナスカ」の意味・読み・例文・類語

ナスカ(Nazca)

ペルー南西部の小都市。1~8世紀にかけてナスカ文化が栄えた地で、周辺には巨大な地上絵多く遺跡がある。地上絵は1994年に「ナスカとフマナ平原の地上絵」の名称世界遺産文化遺産)に登録。2016年に「ナスカとパルパの地上絵」に名称変更された。

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精選版 日本国語大辞典 「ナスカ」の意味・読み・例文・類語

ナスカ

  1. ( Nazca ) ペルー南西部の小都市。一~八世紀にかけナスカ文化が栄え、巨大な地上絵や多くの遺跡がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ナスカ」の意味・わかりやすい解説

ナスカ
なすか
Nazca

南アメリカ、ペルー南西部の都市。イカ南東135キロメートルに位置する。人口2万2300(2003推計)。リオ・グランデ川支流のナスカ川流域にある山間オアシスの中心地で、家畜綿花集散地である。近郊に紀元800年ごろ繁栄した先インカ時代の遺跡がある。また、市の北約22キロメートルには、紀元前1000年ごろつくられたと推定される、台地上の砂漠に描かれた巨大な幾何学的図形や、イヌサル、鳥(羽の両端の幅が100メートルを超える)などの絵図形の遺跡(地上絵)があり、観光客をはじめ訪問者が多い。

[山本正三]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ナスカ」の意味・わかりやすい解説

ナスカ
Nazca

ペルー中南部,イカ県南部の都市。県都イカの南東約 130km,アンデス山脈西麓にあり,グランデ川支流ナスカ川に臨む。周辺の灌漑農業地帯の中心地で,綿花,家畜などを集散。周辺一帯は先インカ期のナスカ文化が栄えた地で,北郊の有名な地上絵 (1994年世界遺産の文化遺産に登録) など多数の遺跡があり,市はその観光中心地としてにぎわう。市内にはナスカ土器などを集めた博物館がある。パンアメリカン・ハイウェーに沿う交通の要地で,アンデス山中のクスコ方面へ通じる道路が分岐する。人口2万 7300 (1980推計) 。

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