ナミキソウ(読み)なみきそう

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ナミキソウ
なみきそう / 浪来草
[学] Scutellaria strigillosa Hemsl.

シソ科の多年草。海岸の砂地に生え、砂中に細長い地下茎を引く。茎は高さ20~40センチメートル、稜(りょう)上に上向きの毛がある。葉は対生し、長卵形で長さ2~4センチメートル、質はやや厚く、短い柄がある。夏から秋、茎の上部の葉腋(ようえき)に紫色花を1個ずつ、一方向に向けて開く。花冠は長さ約2センチメートル、基部からほぼ直角に曲がって立ち上がり、先は二唇形となる。分果は長さ約1.5ミリメートル、熟すと萼(がく)の上側とともに外れて落ちる。日本全土、および朝鮮半島、千島、樺太(からふと)(サハリン)に分布する。名は、海岸に生えるのでいう。

[村田 源]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

百科事典マイペディアの解説

ナミキソウ

シソ科の多年草。北海道〜九州,東アジアの海岸砂地にはえる。高さ10〜40cm,全草に柔らかい毛がある。葉は対生し長楕円形。夏〜秋,花は上部葉腋に1個ずつつく。花冠は紫色,基部で折れ曲がって立ち上がり,唇形(しんけい)で長さ2cm内外,上はかぶと形になり,下唇は舌状に開く。

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世界大百科事典内のナミキソウの言及

【タツナミソウ(立浪草)】より

…エゾタツナミvar.ussuriensis (Regel) Haraは葉が薄くてほとんど毛がなく,近畿地方以北,北海道,朝鮮,中国北部,シベリアに分布する。ナミキソウS.strigillosa Hemsl.(イラスト)は海岸の砂地に生え,花は葉腋(ようえき)につく。日本全土,朝鮮,中国,サハリンに分布する。…

※「ナミキソウ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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