ニッケル鋼(読み)ニッケルコウ

百科事典マイペディアの解説

ニッケル鋼【ニッケルこう】

ニッケルを添加した合金鋼で,低温や極低温でも靭性(じんせい)をもつことを目的としたものが重要。ニッケルを9%含んだ9%ニッケル鋼,5.5%含んだ5.5%ニッケル鋼(五半ニッケル鋼),TRIP鋼などがある。
→関連項目ニッケル合金

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ニッケル鋼
にっけるこう
nickel steel

ニッケルを数%以下添加した機械構造用鋼。焼入れ性を向上させるためにニッケルを添加するが、その効果は小さく、またニッケルが高価であり、現在用いられない。鉄は低温で甚だもろくなる性質があるが、ニッケルを添加すると低温靭性(じんせい)を高める。液化天然ガス貯蔵タンクなどには、ニッケルを9%添加した9%ニッケル鋼が用いられる。

[須藤 一]

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精選版 日本国語大辞典の解説

ニッケル‐こう ‥カウ【ニッケル鋼】

〘名〙 ニッケル〇・五~五パーセントを含む合金鋼。炭素鋼に比べ、フェライトの強化が著しく、均一な組織をもち強度が大きく粘りが強い。構造用鋼として原動機、兵器などの部分品、橋梁、ボイラーなどに広く用いられた。

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世界大百科事典内のニッケル鋼の言及

【高張力鋼】より

…このフェライトの性質を変えることのできる合金元素として知られているのがニッケルである。とくにニッケルを9%含んだ9%ニッケル鋼および5.5%含んだ5.5%ニッケル鋼(通称五半ニッケル鋼)が低温用鋼として開発された。ニッケルが鋼に添加されるとオーステナイトが安定となり,かなりの量のオーステナイトが未変態のまま残留する。…

※「ニッケル鋼」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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