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ニトログアニジン nitroguanidine

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世界大百科事典 第2版の解説

ニトログアニジン【nitroguanidine】

1877年に初めて合成されたニトラミン化合物。略記号NGd。第2次大戦以降,トリプルベース発射薬の一成分として用いられるようになった。ニトログアニジンを添加すると燃焼温度が低下し,同じエネルギーで発生するガスの砲身に対する侵食(焼食)性は減少する。無色の多結晶質で,ふつう低比重のもつれた構造の粉末である。結晶比重1.77,融点246~246.5℃。非吸湿性であるが,温水にはかなり溶ける。DTA分解開始温度約220℃,分解ガス発生量は大で,発射薬成分として有利である。

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デジタル大辞泉の解説

ニトログアニジン(nitroguanidine)

グアニジンの窒素原子をニトロ基に置換した有機化合物トリプルベース火薬という無煙火薬の基剤として用いられる。

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世界大百科事典内のニトログアニジンの言及

【火薬】より

…ピクリン酸,トリニトロトルエン(TNT),ヘキサニトロスチルベン(HNS),ジアミノトリニトロベンゼン(DATB),トリアミノトリニトロベンゼン(TATB)などは芳香族ニトロ化合物として分類される爆薬で,おもな用途は軍用である。ニトロアミノ結合N-NO2をもつニトラミン系爆薬としてはシクロトリメチレントリニトラミン(RDX),シクロテトラメチレンテトラニトラミン(HMX),ニトログアニジンテトリルなどがある。いずれも軍用に用いられたが,現在ではRDXおよびHMXは砲弾の中につめる炸薬として,ニトログアニジンは発射薬の成分として,テトリルは雷管の添装薬として用いられている。…

※「ニトログアニジン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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