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ネヘミヤ記 ネヘミヤきBook of Nehemiah

世界大百科事典 第2版の解説

ネヘミヤき【ネヘミヤ記 Book of Nehemiah】

旧約聖書の一書。《エズラ記》とともに,《歴代志》に続く。バビロン捕囚帰還後のユダヤ人たちの宗教生活とユダヤ教の再建を記す。1~7章にアルタクセルクセス王の高官ネヘミヤエルサレム荒廃の報せを受けて悲しみ,王に城壁再建の許可を求め,エルサレムに到着,妨害を排して52日間で完成したこと,8~9章に祭司エズラがもたらしたモーセの律法の朗読と罪の告白,10~13章に民衆の参加と定住のリスト,城壁落成式とその後にネヘミヤが行った改革を記す。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ネヘミヤ記
ねへみやき
The Book of Nehemiah

旧約聖書』中の諸書の一つ。元来は「エズラ記」といっしょに一巻をなしていた。「歴代志」上下に続く歴史的内容を伝えているが、ヘブライ語原典の順序はその前に置かれている。それは、前者の正典化が早かったことと、後者の内容が「サムエル記」や「列王紀」と重複していたためと考えられる。本書の制作年代は、一般に紀元前300年ごろと推定されている。「ネヘミヤ記」は、ユダヤ地区総督ネヘミヤのエルサレム城壁工事と強制移住による都市国家の再建、祭司エズラの神殿教団設立の経過を伝えている。「ネヘミヤ記」の中心は、ネヘミヤ自身が行った事業を「わたしは……」と一人称で回顧し、神に捧(ささ)げた「ネヘミヤ回顧録」である。それは13章全体のほぼ3分の1に及ぶ。ネヘミヤの事業は、歴史的にはエズラの活動といっしょにユダヤ教成立の基礎を築いた。[吉田 泰]

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世界大百科事典内のネヘミヤ記の言及

【エズラ】より

…旧約聖書の《エズラ記》《ネヘミヤ記》の中の〈回想録〉(《エズラ記》7~10章)の著者。エズラは書記であり,祭司であると呼ばれており,また神の律法を手にしてバビロニアから来たと言われている。…

※「ネヘミヤ記」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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