ネーション(英語表記)The Nation

  • nation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アメリカの進歩的な総合雑誌。 1865年エドウィン・L・ゴドキンニューヨーク創刊。 81年『イブニング・ポスト』に買収されて同紙の週刊版となり,その後も発行元はしばしば変ったが,一貫して進歩的な知識層の意見を代表するものとして,外国でも評価が高い。政治経済,社会のほか書評,演劇評などにも権威が認められている。マッカーシズム時代には,外交問題の扱い方が共産主義的であると非難された。広告を入れない編集方針が有名。発行部数は約3万 (1982) 。
中世ヨーロッパの大学において成立した出身地別の学生団体。異国での学生生活にそなえて,相互扶助や協力を目的に結成された。ネーションの成員はさまざまな保護や弁護も受けたが,大学によっては学生の教育や試験にも責任の一部を負わせる場合もあった。それぞれのネーションは,選挙によって選ばれた団長 (プロクター) が轄した。

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百科事典マイペディアの解説

米国の週刊誌。1865年創刊。記事の中心は政治・経済評論で,国際的にも評価は高く,映画・演劇・音楽等の記事も扱う。新刊書評も定評がある。発行部数10万部(1995年)。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

南北戦争直後の1865年に創刊されたアメリカの週刊誌。「作品の質を売る」雑誌として知られる。20世紀のオピニオン・マガジン(少数意見を売る雑誌)の元祖ともいわれてきた。創刊者ゴドキンEdwin Lawrence Godkin(1831―1902)はアイルランドからアメリカに渡ったジャーナリストで、知識人に読まれる週刊誌を企画していた。彼は創刊号から奴隷制廃止を主張している。『ネーション』はつねに赤字に悩んできたが、優れた執筆者が集まっている。発行部数11万8500部(2002)。

[常盤新平]

『Katrina Vanden Heuvel ed.The Nation 1865-1990 ; Selections from the Independent Magazine of Politics and Culture(1991, Thunder's Mouth Press, New York)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 (nation)
① 国民。
※文明論之概略(1875)〈福沢諭吉〉五「余が説に、日本には政府ありて国民(ネーション)なしと云ひしも」
② 国家。〔舶来語便覧(1912)〕

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