ノクトビジョン(読み)のくとひしよん,のくとびじょん

デジタル大辞泉 「ノクトビジョン」の意味・読み・例文・類語

ノクトビジョン(noctovision)

暗視装置

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ノクトビジョン」の意味・わかりやすい解説

ノクトビジョン
のくとびじょん
noctovision

赤外線を対象物に当てて、そこから反射された赤外線を受け、それを処理することで、暗夜や霧のために肉眼で見ることができない物体人物可視化する装置。アクティブ方式の暗視装置。より詳しい解説については「暗視装置」の項目を参照されたい。

[吉川昭吉郎]

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カメラマン写真用語辞典 「ノクトビジョン」の解説

ノクトビジョン

 夜間撮影をするための装置で、赤外光を使って被写体を照射し、反射した赤外光を蛍光面などに表示する装置だが、これをカメラと組み合わせた製品もあった。なお、ノクトビジョンは商品名である。また、赤外光を使わずに、光を電気的に増幅して夜間撮影ができる装置もあるが、これはイメージインテンシファイアー(=image intensifier)といい、ノクトビジョンとは区別している。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ノクトビジョン」の意味・わかりやすい解説

ノクトビジョン
noctovision

赤外線暗視装置。暗いところにある物体に赤外線を当てて対象を見るもの。照射され対象に当って反射してきた赤外線をレンズ像変換管 (イメージ管) の光電面に結像させ,このケイ光像をレンズで拡大して見る。暗夜の監視ほか,赤外線カメラ,文書などの鑑識,半導体結晶の検査,医用装置として眼底検査などその用途は広い。

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百科事典マイペディア 「ノクトビジョン」の意味・わかりやすい解説

ノクトビジョン

赤外線暗視装置

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世界大百科事典(旧版)内のノクトビジョンの言及

【暗視装置】より

…ノクトビジョンとも呼ばれ,夜間,暗闇で相手に気づかれず物を見る装置である。第2次世界大戦中,1943年にドイツで戦車砲の夜間照準用に開発され,翌年に東部戦線で使用された。…

※「ノクトビジョン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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