ノール(読み)のーる(その他表記)Herman Nohl

デジタル大辞泉 「ノール」の意味・読み・例文・類語

ノール(Knol)

《「ノル」とも》インターネット上で利用できる百科事典。同様のサービスであるウィキペディアのように無料で閲覧できるが、記事の執筆者の実名が公開され、編集責任は執筆者が負うという点が大きく異なる。米国グーグル社が2007年より運営開始したが、2012年にサービス終了。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ノール」の意味・わかりやすい解説

ノール
のーる
Herman Nohl
(1879―1960)

ドイツ哲学者、教育学者。ベルリンの生まれ。1919年からイエナ大学、さらに1920年からゲッティンゲン大学教授。ディルタイ精神科学および生の哲学に基づいて、美学倫理学の研究に従事した。とくに美学の領域では、諸芸術の様式と世界観との照応関係を精神史的に探究した。また教育学を一個の自立した精神科学の領域とした。著書には『ドイツにおける教育学の運動とその理論Die pädagogische Bewegung in Deutschland und ihre Theorie(1933)や『美的現実性』Die ästhetische Wirklichkeit(1935)などがある。

[西村清和]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ノール」の意味・わかりやすい解説

ノール
Nohl, Hermann

[生]1879.10.7. ベルリン
[没]1960.9.27. ゲッティンゲン
ドイツの哲学者,美学者,教育学者。ディルタイの弟子。 1920年ゲッティンゲン大学教授。哲学的には生の哲学文化哲学立場に立ち,美学的にはディルタイの世界観論の影響を受けて諸芸術における様式と世界観との関係を考察した。また教育学を精神科学の立場から基礎づけた。主著『様式と世界観』 Stil und Weltanschauung (1920) ,『教育学論文集』 Pädagogische Aufsätze (29) ,『哲学入門』 Einführung in die Philosophie (35) ,『美的現実性』 Die ästhetische Wirklichkeit (35) 。

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世界大百科事典(旧版)内のノールの言及

【フランドル】より

…17世紀には最北端がオランダ領に,南部は中心都市リールを含めてフランス領となった。フランス革命後ほぼ全体がフランスに,ついでオランダに属した後,1830年のベルギー独立以降ベルギーの東西フランドル州とフランスのノールNord県(県都リール)となった。この間,毛織物工業の中心はイギリスに移りフランドルの黄金時代は過ぎ去っていたが,なおヨーロッパ史にいくつかの輝かしい寄与を残している。…

※「ノール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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