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ハッラージュ ハッラージュ al-Ḥallāj

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デジタル大辞泉の解説

ハッラージュ(al-Ḥallāj)

[857~922]イスラム教の神秘家。イラン生まれ。神人合一の神秘体験を大胆に説いたために異端として処刑された。彼の「われは真理(神)なり」の言葉は有名。

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世界大百科事典 第2版の解説

ハッラージュ【al‐Ḥallāj】

858ころ‐922
イスラム神秘主義者。イラン南部のバイダーに生まれ,バグダードで刑死。サフル・アットゥスタリー,ジュナイドに師事して神秘主義思想を学び,やがて独自の神秘主義説を唱える。ジュナイドから破門された後,インドトルキスタンへ布教の旅に赴いた。バグダードに帰って,彼は大衆を前に自説を説教し始めたが,スンナ派からもシーア派からも異端として告発された。彼は,宗教的勤行が霊肉を聖化し,その聖化された者の中に聖霊が化肉し,その者の行為は神の行為となると教えた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ハッラージュ
はっらーじゅ
al-usayn b. Manr al-allj
(858?―922)

イスラム教の神秘家。イランに生まれる。若年のころからスーフィズムに入門し、サフル・トゥスタリーとジュナイドに師事した。しかし、神との神秘的合一の思想を大胆に一般に唱導したためにジュナイドから破門された。彼は、トルキスタン、インドに至るまで、各地で自己の神秘思想を説いて回り、多くの弟子を集めたが、バグダードで逮捕され、長期間にわたる監禁と裁判のすえ、壮絶な刑死を遂げた。しかし、後のスーフィーは、彼を、神の愛のために命を捧(ささ)げた殉教者として高く評価し、その生涯は多くの聖者伝や詩の題材となった。彼の作品では『タワーシーンの書』と詩が現在まで残っている。[竹下政孝]

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