ハンサード

百科事典マイペディアの解説

ハンサード

英国の印刷業者。下院の印刷業者であったヒューズ社に入り,《議会討議録》を1774年から印刷するようになり,1798年自分の会社を設立。《議会討議録》は1889年まで代々の子孫が継承して刊行しつづけた。息子のトマスは1810年誹毀(ひき)罪に問われたW.コベットの急進的な新聞を印刷して投獄されたこともある。1943年〈ハンサード〉は議会議事録を指す公式名称となったが,現在は政府印刷局(HMSO)によって刊行されている。
→関連項目コベット

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世界大百科事典 第2版の解説

ハンサード【Thomas Curson Hansard】

1776‐1833
イギリスの印刷業者。急進主義的政治家W.コベットの編集した《議会討議録》を1803年以降印刷し,コベットの死後もその仕事を受け継いだ。誹毀(ひき)罪に問われたコベットの新聞を印刷したかどで投獄(1810)されたこともある。《議会討議録》はハンサードの死後も彼の設立した会社によって刊行され,1909年に公的な,また内容も逐語的なものとなり,ハンサードの名はイギリスの〈議会議事録〉を指す名詞として定着している。

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