バッハマン(読み)ばっはまん(英語表記)Ingeborg Bachmann

日本大百科全書(ニッポニカ)「バッハマン」の解説

バッハマン
ばっはまん
Ingeborg Bachmann
(1926―1973)

オーストリアの女流詩人、作家。クラーゲンフルト生まれ。豊かな伝統的な詩精神につながりながらも新しい純粋なことばによる真の世界を求める彼女の詩は、すべての価値が失われた時代に直面する人間の心情を歌っているために、新しい戦後文学の到来として高い評価を受けた。詩集猶予の時』(1953)、『大熊(おおぐま)座への呼びかけ』(1956)、放送劇『蝉(せみ)』(1954)、短編集『三十歳』(1961)、長編小説『マリーナ』(1971)などがある。

[神品友子]

『生野幸吉訳『三十歳』(1965・白水社)』『神品芳夫・神品友子訳『マリーナ』(1973・晶文社)』

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「バッハマン」の解説

バッハマン
Bachmann, Ingeborg

[生]1926.6.25. クラーゲンフルト
[]1973.10.17. ローマ
オーストリアの女流詩人,小説家ハイデガーを研究。詩集『猶予の時』 Die gestundete Zeit (1953) などによって文名を確立。ほかに短編集『30歳』 Das dreissigste Jahr (61) ,小説『マリーナ』 Malina (71) ,ラジオドラマ『せみ』 Zikaden (55) ,オペラ台本『若き貴公子』 Der junge Lord (65,H.ヘンツェ作曲) など。

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デジタル大辞泉「バッハマン」の解説

バッハマン(Ingeborg Bachmann)

[1926~1973]オーストリアの女性詩人・小説家。第二次大戦後の世界を鋭く描写した。詩集「大熊座の呼びかけ」、短編集「三十歳」「同時通訳」、長編「マリーナ」など。

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