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バルハン バルハンbarchan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

バルハン
barchan

三日月形の平面形をもつ砂丘。風上側が凸形で風下側が凹形。断面形は非対称で風上側が緩傾斜,風下側は急傾斜。群をなしていることが多い。卓越風により風下へ移動する。中央アジアの砂漠地帯に多い。

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百科事典マイペディアの解説

バルハン

バルカンとも。特に中央アジアの砂漠地帯に発達する三日月形の砂丘。単独あるいは数個が結合して分布。半円形の外円を卓越風の風上に向けて緩傾斜の斜面を作り,内円を風下に向けて急傾斜する。
→関連項目海岸砂丘砂丘

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

バルハン
ばるはん
barchan

三日月状砂丘ともよばれるもっとも特色のある砂丘。平面形は三日月形で、両端は風下側へ延びている。縦断面形は、風上側は緩勾配(こうばい)で、凸形、風下側は急勾配で凹形となっている。規模は最大幅400メートルくらいまで、高さは一般にその幅の10分の1程度。砂の供給が少なく、一定の方向の風が強く吹く所で形成され、楕円(だえん)形の対称的な砂丘から成長する傾向がある。頂上まで押し上げられた砂粒が頂上を過ぎると崩落するため、風上と風下で非対称の斜面になる。また、砂の移動は中央部よりその量が少なく、風の働きが強い両端で速く風下側へ移動するために三日月状になる。バルハンの移動は場所により相違がみられ、1年に5~30メートル程度であるが、モーリタニアでは63メートルが記録されている。砂の量が増大すると隣接するバルハンの角の部分がつながり、移動の速度が減少し、横列砂丘へと変化してくる。この名前は、学者らによって最初に発見された西トルキスタンの地名に由来している。中国では新月砂丘とよばれており、日本でもこの用語を使用する者がいる。[赤木祥彦]

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