デジタル大辞泉
「バードウオッチング」の意味・読み・例文・類語
バード‐ウオッチング(bird watching)
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
知恵蔵
「バードウオッチング」の解説
バードウオッチング
野鳥観察。観察には主に双眼鏡やフィールドスコープが使われる。また、バードウオッチングでは聞きなしを覚えることも大切。これは、鳥の鳴き声を人間の言葉に置き換えたもので、「法、法華経(ウグイス)」「仏法僧(コノハズク)」などがある。一方で、絶滅の危惧に瀕している野鳥の保護活動が進められている。コウノトリは国の特別天然記念物で両翼を広げると2mにもなる大型・白色の鳥で、極東を中心に約2000羽が生息すると推定される。しかし、日本では昭和46年に豊岡盆地(兵庫県)で国内最後の野生コウノトリが姿を消した。以降は保護増殖センター等で人工飼育され、2007年10月現在の飼育数は98羽。05年9月からは野生化に向け試験放鳥が始まり、あわせてコウノトリ目撃情報の収集を行っている。沖縄本島の北部のみに生息するヤンバルクイナは外来種のマングースや野良猫などによる捕食で生息数約1000〜2000羽に減少。飛べないため道路横断中の交通事故の死亡も増加。現在は捕食から守る保護シェルターを設置するなど保護活動が進められている。
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報