パイプオルガン

精選版 日本国語大辞典 「パイプオルガン」の意味・読み・例文・類語

パイプ‐オルガン

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] pipe organ ) 鍵盤楽器一つ。大小の管のパイプ群に、鍵盤に連絡する風箱から送風することで演奏される装置のオルガン。教会堂や演奏会用ホールに設置され、壮大なスケールのものが多い。オルガン。
    1. [初出の実例]「奥深い階段の上のパイプオルガン」(出典:あめりか物語(1908)〈永井荷風〉春と秋)

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音楽用語ダス 「パイプオルガン」の解説

パイプ・オルガン[pipe organ]

金属製のパイプに空気を送り込んで音を出す仕組みのオルガン。音程は管の長さで決まり、フィートという長さの単位が習慣的に使用されている。ピアノなどの基準ピッチはオルガンのフィート・ピッチをもとに決められている。

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改訂新版 世界大百科事典 「パイプオルガン」の意味・わかりやすい解説

パイプ・オルガン
pipe-organ

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世界大百科事典(旧版)内のパイプオルガンの言及

【オルガン】より

…前者にはひざにのせて片手で演奏するポルタティフPortativ,箱形ポジティフPositiv,リード・ストップのみのレガールRegalがあり,後者には1段鍵盤,数個のストップの小オルガンから,2~5段鍵盤,十数個から100ストップ以上の大オルガンまであり,その多くは両足で奏する足鍵盤(ペダル)を有する。以上を総称してパイプ・オルガンという。リード・オルガン族,ハルモニウム電子オルガンは,形態は類似しているが,発音源がパイプではないので,この中には含まれない。…

【電気楽器】より

…(1)従来の機械的な振動をする発音源に電気的なしかけを応用しているもの。演奏機構面のみに応用している例として,送風用モーター,ストップ機構,ストップ配合の記憶装置などに電力を用いているパイプ・オルガンが代表的である。音に変化を与えるため補助的に応用している例としては,音板の下の共鳴パイプにモーターで回転するファンを取り付けてトレモロ効果を得ているビブラフォンがあげられる。…

※「パイプオルガン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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