ぱたん(読み)パタン

デジタル大辞泉 「ぱたん」の意味・読み・例文・類語

ぱたん

[副]ばたん」よりやや軽い感じの音を表す語。「ぱたんと本を置く」

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精選版 日本国語大辞典 「ぱたん」の意味・読み・例文・類語

ぱたん

  1. 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる。「ばたん」よりやや軽い感じを表わす )
  2. ぱたり
    1. [初出の実例]「大儀さうに上草履を曳摩(ひきず)りながら、(パタンパタン)と裏階子(うらはしご)を登って来る」(出典恋慕ながし(1898)〈小栗風葉〉一三)
  3. ぱたり
    1. [初出の実例]「彼はパタンと帳面を閉(ふ)せると共に鋭(けは)しい目容(まなざし)をしたが」(出典:野心(1902)〈永井荷風〉二)
  4. ぱたり
    1. [初出の実例]「声をつかふ商売の人たちには調子をやると云ってときどきパタンと声のでなくなってしまふときがあるのですが」(出典:寄席風俗‐この二三日のこと(1936)〈正岡容〉)

パタン

  1. 〘 名詞 〙パターン

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ぱたん」の意味・わかりやすい解説

パタン
ぱたん
Patan

ネパール中部、カトマンズ盆地にある古都。ラリトプールLalitpurともいう。人口16万2991(2001)。カトマンズとバグマティ川を隔てて向かい合う。中世にマッラ三王国の一つとして栄えた。市の中心ダルバール広場には古王宮があり、石造りのクリシュナ・マンディール寺院など先住民ネワールの文化を示す建造物がある。またその南東のマハブッダ寺はれんが造りで1000体の仏を祀(まつ)る。銅、真鍮(しんちゅう)器、木彫り、石細工などの手工業が盛んである。

[高山龍三]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ぱたん」の意味・わかりやすい解説

パタン

「ラリトプール」のページをご覧ください。

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