百科事典マイペディア 「ヒュパティア」の意味・わかりやすい解説 ヒュパティア 古代アレクサンドリアの女性哲学者,自然学者。数学者テオンの娘。プトレマイオス・クラウディオス《アルマゲスト》の注釈を補訂し,ディオファントス,ペルゲのアポロニオスの注釈を行ったと伝える。新プラトン主義哲学を講じ,アレクサンドリアの同学派を指導したが,狂信的キリスト教徒により惨殺された。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 「ヒュパティア」の意味・わかりやすい解説 ヒュパティアHypatia生没年:370ころ-415 史上名の知られている最初の女流科学者。数学者アレクサンドリアのテオンの娘で,とくに哲学,数学,天文学,医学に通じていた。父を助けてプトレマイオス《アルマゲスト》の注釈の改訂版を完成し,ディオファントスやアポロニオスの注釈を書いたと言われている。彼女はアレクサンドリアの新プラトン学派の学校で教えたが,キリスト教の狂信者の一団により虐殺された。執筆者:佐藤 徹 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by