ビタミンB13(読み)ビタミンビーじゅうさん

漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典 「ビタミンB13」の解説

ビタミンビーじゅうさん【ビタミンB13

水溶性ビタミン様物質のひとつ。葉酸ビタミンB12代謝を助ける働きをもつビタミン様物質。根菜、小麦胚芽、ビール酵母などに多く含まれる。体内で合成ができ、乳酸菌発育因子として効果を発揮するほか細胞再生を支えて肝臓障害予防抗酸化作用老化の予防、乳汁分泌促進などの作用をもつと推察される。◇「オロト酸」または「オロット酸」ともいう。

出典 講談社漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ビタミンB13」の意味・わかりやすい解説

ビタミンB13
ビタミンビーじゅうさん
vitamin B13

ネズミ成長因子オロチン酸(オロット酸)がこの作用をもつ。牛乳,酵母に多く含まれる。天然食物を摂取する動物が欠乏症状に陥ることはほとんどなく,人体内でも合成されるので真のビタミンとはいえず,B13という呼称は習慣的なものにすぎない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む