精選版 日本国語大辞典 「ビダール反応」の意味・読み・例文・類語 ビダール‐はんのう‥ハンオウ【ビダール反応】 〘 名詞 〙 ( ビダールは Widal 発見者のG=F=ビダールの名に由来 ) 免疫凝集反応の一つ。伝染病患者の血清中の、病菌に対する凝集素の有無を証明する反応。主に、チフス、パラチフスの診断に応用。グルーベル‐ビダール反応とも。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
百科事典マイペディア 「ビダール反応」の意味・わかりやすい解説 ビダール反応【ビダールはんのう】 腸チフス,パラチフスの診断に用いる血清反応。凝集反応を応用。フランスの細菌学者,内科学者ビダールFernand Widal〔1862-1929〕が創始。通常は,腸チフス菌とA型およびB型パラチフス菌の生菌または死菌を凝集原とし,疑いのある患者の血清を25倍,50倍,100倍などのように倍数希釈してそれぞれに凝集原を滴下した後,凝集の有無を調べ,200倍以上が陽性の場合にチフスの疑いがある。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報