ピエール ブーレーズ(英語表記)Pierre Boulez

20世紀西洋人名事典の解説


1925.3.26 -
フランスの作曲家,指揮者。
コレージュ・ド・フランス教授。
モンブリゾン(ロアール県)生まれ。
パリ国立音楽院で作曲をメシアンに、12音技法をレイボウィッツに師事し、1946年バロー・ルノー劇団の音楽監督となり、’54年現代音楽連続演奏会「ドメーヌ・ミュジカル」を組織し運営と指揮に当たり、’55年「主なき槌」で作曲家としての地位を確立する。’71年ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団やBBC交響楽団音楽監督を務め、’75年IRCAMを創設し、所長となる。又、コレージュ・ド・フランス教授も務める。作風はセリー技法を拡大したトータル・セリエリズムの技法に基づき、繊細で感覚的書法を特徴とする。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

現代外国人名録2016の解説

職業・肩書
作曲家,指揮者 IRCAM名誉所長,シカゴ交響楽団名誉指揮者

国籍
フランス

生年月日
1925年3月26日

出生地
モンブリゾン

専門
現代音楽

学歴
パリ音楽院〔1945年〕卒

受賞
グラミー賞(多数),世界文化賞(第1回)〔1989年〕,ウルフ美術賞〔2000年〕,京都賞(思想・芸術部門,第25回)〔2009年〕

経歴
パリ音楽院で学び和声、作曲をオリヴィエ・メシアン、対位法をオネゲルの夫人ヴァラブールに師事した。卒業後ルネ・レイボヴィッツに師事して12音技法を修得、それをさらに発展させリズムおよびダイナミクスの領域にもセリエルな技法を導入して、第二次大戦後の前衛音楽(セリー音楽)の中心人物となる。早くから指揮者としても活躍し、1948年ジャン・ルイ・バロー劇団の音楽監督、’58年南西ドイツ放送交響楽団の客演、’67年クリーブランド管弦楽団の客演、のち総監督。’71年からはBBC交響楽団の首席指揮者(’75年まで)およびニューヨーク・フィルの音楽監督(’77年まで)を務め、とくにストラヴィンスキーの「春の祭典」の名演は有名。’75年パリでIRCAM(音響・音楽の探求と調整の研究所)を創設し’91年末まで所長を務めた。コンピューターを用いた音響技術の開発も進めた。また、’70年代半ばからバイロイト音楽祭でたびたびワーグナーの楽劇を指揮。’87年以降フランス国立管弦楽団を指揮。’92年以降は世界の主要なオーケストラを指揮して20世紀音楽を主体とした演奏・録音活動を展開。’95年からシカゴ交響楽団客演指揮者、のち名誉指揮者。主な作曲に「フルートとピアノのためのソナチネ」、ピアノ曲「ストルクチュール」、声楽曲「ル・マルトー・サン・メートル(主のない槌)」、楽器アンサンブル「エクスプロザント・フィクス」などがあり、著書に「徒弟の覚書」「意志により、偶然により」「参照点」など。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

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