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ピケット picket

翻訳|picket

大辞林 第三版の解説

ピケット【picket】

労働争議の際、スト破りを防ぐために、労働者側が事業所の入り口などに見張りを立てること。また、その見張り人。ピケッティング。ピケ。 「 -をはる」

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ピケット

争議権」のページをご覧ください。

ピケット
Pickett, George Edward

[生]1825.1.25. バージニア,リッチモンド
[没]1875.7.30. バージニア,ノーフォーク
アメリカ合衆国の南北戦争における南軍の軍人。ゲティズバーグの戦いで「ピケットの突撃」を行なったことで知られる。 1846年にウェストポイント陸軍士官学校をクラス最下位の成績で卒業,アメリカ=メキシコ戦争 (1846~48) に従軍し手柄を立てた。 1861年6月,将校を辞職して南軍に参加。 1862年2月に准将となり,10月には少将に昇進してバージニア師団の指揮官に任命された。ゲティズバーグの戦いで攻撃の山場となった 1863年7月3日の「ピケットの突撃」では,ピケットの師団のうち3個旅団 4300人が,戦力の半分弱を構成した。実際にはジェームズ・ロングストリート将軍の指揮下で行なわれたこの攻撃は,甚大な損害を出した末に撃退され,戦争の転換点になったといわれている。ピケットは臆病者として大きな批判にさらされたが,ロバート・E.リー将軍は 1864年のバージニア作戦の間,ピケットを師団長の地位にとどめた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ピケット
ぴけっと
Wilson Pickett
(1941―2006)

アメリカのソウル・ミュージック・シンガー。情熱的な歌声で1960年代から1970年代初頭にかけて高い人気を得た。「ダンス天国」「ムスタング・サリー」などは、当時の日本でもヒットした。生まれは南部のアラバマ州プラットビルで、16歳のときにデトロイトへ転居した。
 1950年代末にはプロとして歌いはじめ、1961~1963年、地元のソウル・グループ、ファルコンズに在籍した。このときリード・ボーカリストとして歌った「アイ・ファウンド・ラブ」(1962)が初期の代表曲である。ゴスペル・ソングをそのままラブ・ソングに移し替えたようなこの曲は、ソウル・ミュージック時代の幕開けを告げる1曲だといわれている。ファルコンズは、初期のソウル・ミュージックを飾る重要なグループの一つで、のちに「ノック・オン・ウッド」(1966)をヒットさせるエディ・フロイドEddie Floyd(1937― )が創設メンバーの一人だった。ファルコンズはピケットの脱退により解散してしまうが、フロイドとピケットはその後ソロ・アーティストとして、同じ南部系サウンドで人気を競うことになった。
 1960年代のソウル・ミュージックは、南部の地方都市に拠点を置くレコード会社やスタジオを誕生させたことも特徴の一つだった。テネシー州メンフィスのスタックス・スタジオやアラバマ州西端の町マッスル・ショールズにあるフェイム・スタジオがそれである。どちらも優秀なバンドマンやプロデューサーらを集め、独自のサウンドを誇っていた。ニューヨークをベースとするアトランティック・レコードが、契約を結んだピケットをスタックスへ送りこんだのも、エネルギッシュな彼のボーカルにふさわしいサウンドを求めてのことだった。メンフィスにおけるピケットのバックは、スタックスのハウス・バンド、ブッカー・T&ザ・MGズのメンバーたちであり、作曲家陣にはフロイドの名前もあった。こうして生まれたのが「イン・ザ・ミッドナイト・アワー」をはじめとする、熱気に満ちたピケットらしいナンバーだった。
 その後、フェイム・スタジオにおいてボビー・ウーマックや、のちにオールマン・ブラザーズ・バンドを結成するデュアン・オールマンDuane Allman(1946―1971)らともみごとなセッションを行った。そのなかには「ムスタング・サリー」「ファンキー・ブロードウェー」といった名唱、ビートルズの「ヘイ・ジュード」をドラマティックにカバーしたポップ・ヒットもある。1970年、ピケットはフィラデルフィアのシグマ・サウンド・スタジオで『イン・フィラデルフィア』を録音。「ゲット・ミー・バック・オン・タイム、エンジン・ナンバー・ナイン」などのヒットをつくっているが、徐々に以前の勢いを失っていった。
 1991年、「ロックン・ロール・ホール・オブ・フェイム」(ロックの殿堂)の仲間入りを果たした。[藤田 正]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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