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ピョンヤン(平壌)特別市 ピョンヤンP'yǒngyang

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ピョンヤン(平壌)〔特別市〕
ピョンヤン
P'yǒngyang

朝鮮民主主義人民共和国の首都。朝鮮半島の北西部にある。 18区域3郡に分かれるピョンヤン (平壌) 準平原の北部を占め,北部から南東部にかけて丘陵性の山地がある。テドン (大同) 江が中央を南東流し,左岸からナム (南) 江,右岸からポトン (普通) 江が合流する。月平均気温は-8℃ (1月) ~24.4℃ (8月) と,大陸の影響によって年較差が大きい。南北交通の要地で,半島東岸への交通路,テドン江水系の船運もある。また周囲を丘陵と江水に守られた要害の地である。高句麗で国都となり,427年から 668年の滅亡まで高い文化を誇った。市域や近隣の郡に多くの古墳や遺跡がある。高麗で西京となり,李氏朝鮮では平壌府で平安道の観察使営を兼ねた。 1898年開市場となり,以後,キョンウイ (京義) 鉄道の開通,外港のナンポ (南浦) と結ぶピョンナム (平南) 鉄道の開通により重要性を増した。人民共和国の成立後,臨時首都となり,1972年名実ともに首都 (1級行政区) となった。中心市街地はテドン江の右岸,ポトン江との合流点から北東に広がる。朝鮮戦争による徹底的な破壊から復興し,市街はテドン江の東方にも延びたほか,市域も数次にわたり拡張された。公園の多い静かな町として知られる。政府機関のほか学術教育施設が集中しており,金日成総合大学,金享稷師範大学,学生少年宮殿,革命博物館,人民文化宮殿,二八文化会館,国立劇場,美術博物館などがある。北東郊のテソン (大城) 山には動物園,植物園もある。市域や周辺に無煙炭をはじめとする地下資源に恵まれ,北朝鮮最大の工業都市となっている。 100あまりの各種機械工場のほか火力発電所セメントや煉瓦などの建材工場,総合紡織工場,食品工場などが立地する。郊外では農業も重視され,大養鶏場や養豚場が散在し,牧場もある。野菜栽培も盛んである。鉄道はピョンウイ (平義) 線,ピョンブ (平釜) 線,ピョンラ (平羅) 線,ピョンドク (平徳) 線,ピョンナム線が集まり,国の鉄道網の中心である。人口 258万1076(2008)。

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