ピンカス ズーカーマン(英語表記)Pinchas Zukerman

現代外国人名録2016 「ピンカス ズーカーマン」の解説

ピンカス ズーカーマン
Pinchas Zukerman

職業・肩書
バイオリニスト,指揮者,ビオラ奏者 元オタワ・ナショナル・アーツセンター・オーケストラ音楽監督

国籍
イスラエル

生年月日
1948年7月16日

出生地
テルアビブ

学歴
テルアビブ音楽院,ジュリアード音楽学校

受賞
フォーリン・ボーン・アメリカンズ賞,レーヴェントリット国際コンクール第1位〔1967年〕

経歴
両親はポーランド人。7歳から父にバイオリンを習い始め、翌年テルアビブ音楽院に入学。13歳の時、カザルススターン才能を認められ、ジュリアード音楽学校に留学、イバン・ガラミアンに師事した。1966年イタリアのスポレート音楽院でデビューし、’67年レーヴェントリット記念コンクールで第1位となる。以後、世界各地で演奏活動を行い、’69年にスターンの代役としてニューヨークフィル共演し大成功を収める。’71年には指揮者としてもデビューし、’80〜87年ミネソタのセント・ポール室内管弦楽団指揮者などを経て、’98年〜2014年カナダのオタワ・ナショナル・アーツセンター・オーケストラ音楽監督。2009年よりロイヤル・フィル首席客演指揮者も務める。2013年3月「東京・春・音楽祭―東京のオペラの森」にズーカーマン・チェンバー・プレイヤーズを率いて久しぶりの東京公演を行う。共演はチェリストの原田禎夫。ビオラの名手としても知られる。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

20世紀西洋人名事典 「ピンカス ズーカーマン」の解説

ピンカス ズーカーマン
Pinchas Zukerman


1948.7.16 -
イスラエルのバイオリン奏者。
テル・アビブ生まれ。
テルアヴィヴ音楽院やジュリアード音楽院で学ぶ。1966年イタリアのスポレート音楽祭でデビューする。翌年レーヴェントリット音楽祭に出場し、チョン・キョン・ファと大接戦を演じ、優勝を分けあった事は有名。’69年かねてよりズーカーマンの才能を認めていたアイザック・スターンの代役でニューヨークフィルの定期演奏会で、メンデルスゾーン協奏曲を演奏し、大成功をおさめる。指揮者のダニエルバレンボイムとは、レコーディングやステージでしばしば共演している。’71年には指揮者としてデビュー。’73年来日。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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