出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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…特に重要な著作は,《諸民族の音階》(1885,邦訳1951)で,ここで,ヨーロッパだけでなくアジアやアフリカの楽器の音高が物理的な方法で計測され,音階の多様性が提示された。エリスは,音程を振動数によらずに,平均律の半音(これを100単位とする)との比較で行うためセントという単位を提案し,今日でも広く使われている。なお,ヘルムホルツの《音感覚論》の英訳もした。…
…音律【渡 鏡子】 音程を計る単位は個々の文化の音組織によって異なる。比較音楽学で今日広く用いられている音程の尺度セント法は西洋近代の12平均律の半音を100セントと見なし,これを基礎としているが,これはあくまでも便宜上のことにすぎない。半音を2等分(すなわち1オクターブを24等分)した4分音を音程の最小単位と考える音組織も存在する。…
※「セント」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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