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フェニル酢酸

世界大百科事典 第2版の解説

フェニルさくさん【フェニル酢酸 phenylacetic acid】

α‐トルイル酸ともいう。酢酸のメチル基の水素原子一つをフェニル基C6H5-で置換した構造をもつ化合物。ハッカ油やバラ油,ネロリ油などに遊離酸またはエステルとして存在する。融点78℃,沸点227℃の特異な臭いをもつ白色鱗片状結晶。冷水,石油エーテルに難溶,熱水,アルコール,エーテル等の有機溶媒に可溶。水溶液は弱酸性を示し,酸解離指数pK=4.312(25℃)。種々の金属と塩をつくる。通常のカルボン酸と同じく,エステル酸アミド酸塩化物,酸無水物をつくり,有機合成に用いられている。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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