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フォトクロミックガラス

百科事典マイペディアの解説

フォトクロミックガラス

光の明るさにより色の変化するガラス。アルカリホウケイ酸ガラスにハロゲン化銀のコロイド状結晶を析出させて作る。結晶は数十オングストロームの微細結晶で,500オングストロームくらい離れて存在する。
→関連項目知能材料ニューガラス

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世界大百科事典 第2版の解説

フォトクロミックガラス【photochromic glass】

室内などの光量の少ない所ではほとんど無色透明で透過率が高く,屋外では光に感応して着色し,吸収率が高くなるような可変透過率ガラスをいう。現在のところハロゲン化銀の微粒子を含むものが,サングラス用レンズとして実用化されている。 製法としては,原料に感光性のハロゲン化銀を加え,ガラス中にAg,Clなどのイオンの形で溶かしておいて,次に,やや低い温度で再熱処理をすることによって10mm程度のAgCl微結晶を析出させ,コロイド粒子として分散させる方法で作られる。

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世界大百科事典内のフォトクロミックガラスの言及

【ガラス】より

…古くから使用されてきたK2O‐PbO‐SiO2系ガラスでは,高屈折率低分散,低屈折率高分散のガラスが得られないため,前者のためにはLa2O3含有ガラス,後者にはフッ化物を含有するガラスが開発された。光の強さによって透過率が変化するフォトクロミックガラスは,ガラス中にハロゲン化銀微粒子を析出させたものであって,この微粒子が光化学的に分解し銀コロイドを生じ光吸収を起こす。したがって母ガラス組成としては,ハロゲン化銀の溶解度や,析出のしやすさなどが問題となる。…

※「フォトクロミックガラス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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