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ブラインドサッカー ブラインドサッカー blind soccer

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デジタル大辞泉の解説

ブラインド‐サッカー(blind soccer)

視覚障害者のために開発されたサッカールールフットサルとほぼ同じ。B1(全盲)とB2/B3(弱視)の二つのクラスがある。B1クラスでは、視力差による不公平が生じないように4人のフィールドプレーヤー全員がアイマスクを着用し、鈴の入った音の出るボールを使う。ゴールキーパーコーチコーラー晴眼者または弱視者が務め、フィールドプレーヤーに対して声で指示を出す。B2/B3クラスはアイマスクや音の鳴るボールを使用せず、フットサルのルールに基づいてプレーする。正式名称は視覚障害者サッカーまたは視覚障害者5人制サッカー。ブラサカ。
[補説]B1~3は国際視覚障害者スポーツ協会(IBSA)が定めた視覚障害の程度によるクラス分けで、ブラインドサッカーはB2とB3の選手が混在して試合を行う。ただし、B2の選手が常時2人以上フィールドに出ていなければならない。B1、B2/B3クラスとも、晴眼者もフィールドプレーヤーとして出場できる。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

ブラインドサッカー

全盲クラス(B1)は、アイマスクを着ける4人のフィールドプレーヤーと、ゴールキーパーコーラーコーチの3人を加えた7人が1チーム。コーラーはゴールの裏から声でゴールの位置を伝えたり、シュートを指示したりする。コーチは監督の役割を担う。弱視者がアイマスクを着けず、フットサルボールでプレーするB2/B3クラスもある。

(2013-09-25 朝日新聞 朝刊 長崎 1地方)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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知恵蔵miniの解説

ブラインドサッカー

視覚障害者や視覚を閉ざした視覚健常者が競技を行うためのサッカー。略称「ブラサカ」。視覚障害者がサッカーを楽しむためのものとして1980年代初頭に開発された。国際ルールはIBSA(国際視覚障害者スポーツ連盟)によって作られ、日本には2001年に紹介された。5人制の室内サッカー「フットサル」を元にしており、4人のフィールドプレーヤーとゴールキーパー、さらにコーチらを加えた7名がピッチに立つことができる。B1クラスとB2/3クラスの2カテゴリーがあり、B1クラスは全盲・ほぼ全盲の人が、視力の差を公平にするためアイマスクを着装し、音の鳴るボールや「ボイ!」というかけ声などを用いてプレイする。このクラスは2004年アテネ大会からパラリンピックの正式競技となっている。B2/3クラスはアイマスクを装着せず、通常のフットサルボールを用い、弱視者も視覚健常者も同じルールの下でプレイする。14年11月には、国立代々木競技場フットサルコートで「IBSA ブラインドサッカー世界選手権 2014」が開催され、日本チームは過去最高の6位となった。

(2014-11-25)

出典|(株)朝日新聞出版発行
(C)Asahi Shimbun Pubications Inc
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ブラインドサッカー
ぶらいんどさっかー
blind soccerblind football

視覚障害者のために考案されたサッカー。正式名称は視覚障害者5人制サッカーで、略称ブラサカ。競技はFIFA国際サッカー連盟)が定めたフットサルを一部修正したルールで行われる。障害の程度に応じたB1クラス(全盲)とB2/B3クラス(弱視)の二つのカテゴリーがある。B1~B3とは国際視覚障害者スポーツ協会(IBSA:International Blind Sports Federation)が定めた障害の程度によるクラス分けで、B1は視力ゼロから光を感じる程度(ただしどの距離・方向からも手の形を見分けることができない)、B2は手の形を認識できる程度から視力0.03以下か、視野が5度未満あるいはその両方、B3は視力が0.1以下か視野が20度未満あるいはその両方となっている。
 B1クラスの1チームは7人編成で、4人のフィールドプレーヤーとゴールキーパーに加え、プレーヤーに声で指示を送るコーチとコーラーで構成される。このクラスのフィールドプレーヤーは、視力の差をなくすために全員アイマスクを着用する。ゴールキーパー、コーラー、コーチはB2/B3クラスの者か晴眼者が務め、ゴールキーパーはおもに味方ディフェンダーに、コーラーは攻撃する側のゴールの裏に立ってオフェンスに、コーチはフェンス(サイドライン)の脇に立っておもにミドルエリアにいる選手に対して声のガイドを行う。また、コーチは全体の監督の役割も担う。ボールは中に鈴が入っていて音が鳴る特殊なものを使用する。サイドライン上にはクッション素材のフェンスがあり、このフェンスを利用した戦術も可能である。また、危険な接触を防ぐため、ボールを保持した相手に対し「ボイ!Voy!(スペイン語で「行く」の意味)」というかけ声をかけなければならず、これを怠ると「ノースピーキング」という反則となる。B2/B3クラスの競技は1チーム5人で、コーチやコーラーは参加しない。チームは弱視者と晴眼者の混合編成で、アイマスクは着用せず、ルールはフットサルとほぼ同様、ボールもフットサル用のものを使用する。ただしB2の選手がつねに2人以上フィールドに出ていなければならない。B2/B3クラスは視覚障害者と健常者が同じフィールドにたつユニバーサル競技としても行われている。どのクラスも試合時間は前半後半各25分の計50分間で行われ、10分間のハーフタイムがある。
 ブラインドサッカーは1980年代に考案され、ヨーロッパや南米などで盛んになった。日本でIBSAによる国際ルールが導入されたのは2001年(平成13)であるが、それ以前から盲学校などで独自ルールを設けて競技されていた。2001年に現在の日本ブラインドサッカー協会(JBFA:Japan Blind Football Association、2010年に「日本視覚障害者サッカー協会」から改称)の前身、「音で蹴るもうひとつのワールドカップ実行委員会」が発足。2003年に初めての全国大会である日本視覚障害者サッカー選手権大会が開かれた。2010年時点の国内競技人口はおよそ400人で、小中学校の教育プログラムや総合学習の授業では、仲間との交流や信頼関係を自然に学べるとし、ブラインドサッカーを授業に取り入れる動きもある。2004年よりパラリンピック正式種目。[編集部]

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