プラスチックごみ

共同通信ニュース用語解説 「プラスチックごみ」の解説

プラスチックごみ

家庭から出る弁当容器や菓子袋といった容器包装ほかコンビニ飲食店、宿泊施設で提供されるスプーン歯ブラシなどの使い捨て製品もある。事業活動に伴って出た廃材などを合わせると、2020年には国内で822万トンが排出された。海洋汚染一因になっているとの指摘も踏まえ、企業や消費者に対策を促す新法が制定された。

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百科事典マイペディア 「プラスチックごみ」の意味・わかりやすい解説

プラスチックごみ

日本のプラスチック生産量は,1955年には10万t弱,1995年には1300万tとなり,40年間で130倍に増加した。これにともなってプラスチックごみ(廃プラスチック)が急増した。1995年のプラスチックごみ排出量は一般ごみと産業廃棄物を合わせて約850万t,容積でみると一般ごみ全体の38%を占める。プラスチックごみの多くは包装・容器類として使われたもので,これらを〈不燃物〉として収集している自治体もあるが,分別せずに焼却しているところが相当に多い。プラスチックは燃えるといろいろな有害物質を発生させる。なかでも大気汚染,水汚染など環境汚染が著しく,大きな社会問題になっているのが,ポリ塩化ビニルや塩化ビニル系プラスチックの焼却によるダイオキシンの発生である。全国で1年間に生成されるダイオキシン類全体の8割以上が一般ごみ・産業廃棄物の焼却施設からのものとみられており,その量は推定約15kgである。→ごみ公害
→関連項目産業公害

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