プロコピウス

百科事典マイペディアの解説

プロコピウス

6世紀のビザンティン帝国の歴史家。ギリシア名プロコピオス。パレスティナ生れ。527年ベリサリオスの補佐官となり,そのペルシア,アフリカ,イタリアの征戦を記した《戦史》,皇帝ユスティニアヌス時代の裏面史たる《秘史》などを著した。これらはビザンティン史の最重要史料。

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世界大百科事典 第2版の解説

プロコピウス【Procopius】

326‐366
ローマ帝国の簒奪帝。在位365‐366年。キリキア出身でユリアヌス帝のおそらく母方の血縁者。同帝のペルシア戦役の際に軍司令官となる。同帝死後は一時カッパドキアに隠遁したのちコンスタンティノープルに潜んでいたが,新帝ウァレンスの不在の間に元老院議員,宮廷役人や軍隊の一部を味方につけ,365年9月同市の競馬場において皇帝と宣せられた。ゴートからの支援部隊も得てトラキアビテュニアで勝利を収めたが,自軍の将軍の裏切りにあい,366年5月フリュギアの都市ナコレイア付近でウァレンス帝に敗れ,処刑された。

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