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戦史 せんしHistoriai

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

戦史
せんし
Historiai

ギリシアの歴史家ツキジデスの史書。8巻。ペロポネソス戦争をその発端 (前 431) から前 411年まで描き,未完に終っている。著者は戦争の開始と同時にこの事件の重大な意味を悟って,初めから史書を書くつもりでメモを取り,途中でアテネを追放になってからは,各地を旅行して,両陣営からできるだけ客観的な情報を集めた。

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戦史
せんし

戦争の歴史,あるいは特定の戦争の記録。各国とも戦争が終わってから軍機関が戦争の記録を編纂するのが通例となっている。日本では日中戦争第2次世界大戦について,1966~1980年防衛庁防衛研究所戦史部が『戦史叢書』を編纂。

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百科事典マイペディアの解説

戦史【せんし】

トゥキュディデスの著書。《Historiai》。《歴史》とも訳。自ら従軍したペロポネソス戦争の史実を記述したもの。8巻。前431年開戦と同時に書き始め,亡命中も執筆を続けたが,前411年のところで未完に終わった。
→関連項目トゥキュディデス

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世界大百科事典 第2版の解説

せんし【戦史 Historiai】

トゥキュディデスが,アテナイと,スパルタを中心とする反アテナイ陣営のポリスとの間で戦われた,いわゆるペロポネソス戦争(前431‐前404)をつづった歴史記述。自身の目前でおこなわれた大事件の記録をみずから取り,かつひとつの全体に構成していった,言葉の本来の意味における同時代史である。8巻から成り,開戦に至るポリス間の交渉から,前411年の途中までが描かれており,未完。叙述する事件をかなり厳格な編年体という枠の中で構成したこと,情報収集に対する態度,行為の因果関係を見つめる鋭い視線などから,近代的な意味での歴史記述としての評価もきわめて高いが,《戦史》の価値はこれに尽きるものではない。

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大辞林 第三版の解説

せんし【戦史】

戦争の歴史。戦争の記録。

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世界大百科事典内の戦史の言及

【トゥキュディデス】より

…古代ギリシアの代表的歴史家の一人。ペロポネソス戦争を扱った未完の史書《戦史》の著者。オロロスを父としてアテナイの権門に生まれる。…

【農事暦】より

…古代ギリシアにおける農事暦的な基礎知識は一般市民の共有財であると同時に,ヒッポクラテスなどの医学者が風土病や季節ごとの変り目に生ずる疾患を扱う場合にも重要な資料となっている。また前5世紀末の歴史家トゥキュディデスの編年体(《戦史》)の準拠する四季の巡回も,春の穀物生育過程(〈麦の穂の熟れたころ〉のように)によっているが,これは戦争もまた農事暦を顧みて実行されていたことを告げている。 初期のローマにも農事暦が存在していたことは,大カトー(前2世紀)の《農業論》の随所にうかがわれる。…

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