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プーレ Poulet, Georges

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

プーレ
Poulet, Georges

[生]1902.11.29. シェネー
[没]1991.12.31. ブリュッセル
ベルギー生れのフランスの批評家。リエージュ大学で法律と文学を学ぶ。エディンバラ大学講師を経て,アメリカのジョンズ・ホプキンズ大学 (1952~57) ,次いでチューリヒ大学 (1957以後) のフランス文学教授。時間と空間の文学に占める位置とその意義を,哲学的視点から追究。いわゆる「新批評」の源流に位置する。主著『人間的時間の研究』 Études sur le temps humain (1950~68) ,『円の変容』 Métamorphoses du cercle (1961) ,『プルースト的空間』L'Espace proustien (1963) ,『批評の現状』 Les Chemins actuels de la critique (1967) ,『批評精神』 La Conscience critique (1971) ,『私と私の対話』 Entre moi et moi (1977) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

プーレ
ぷーれ
Georges Poulet
(1902―1991)

ベルギー生まれのフランスの文芸評論家、大学教授。第二次世界大戦後「新批評(ヌーベル・クリティック)」の主要な理論家の一人として、フランスの文学研究の伝統である「テキスト解釈(エクスプリカシオン・ド・テクスト)」とハイデッガーの時間の哲学を総合し、主著の『人間的時間の研究』四巻(1950~71)によって文芸批評に新たな側面を開拓した。具体的には、主としてフランス作家・詩人の作品に現象する空間像の探求を通じて、彼らのもつ時間像が浮き彫りにされる方法だが、直接空間像の描出に向けられたものが『円環の変貌(へんぼう)』(1961)、『プルースト的空間』(1963)などであった。このほか『批評の意識』(1972)などの評論書がある。[篠田浩一郎]
『井上究一郎他訳『人間的時間の研究1・2』(1969、77・筑摩書房)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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