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ヘマトキシリン(英語表記)hematoxylin

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヘマトキシリン
hematoxylin

マメ科のロッグウッドを細断し,抽出した色素で,熱湯,アルコール,エーテルなどによく溶ける。ヘマトキシリン自体には染色能力がないが,酸化されてヘマテインとなり,これが陶土類 (アルミニウム) のような塩基と結合して,初めて染色性を獲得する。現在,最も広く行われている組織切片染色法に使われている色素。一般にエオジンとの重染色法に使用され,細胞核を染色させるが,それ以外にも染色液の種類によって糸球体骨格筋の横紋,神経線維髄鞘などの染色にも利用できる。どの場合も目的物は青藍色ないし濃紺色もしくは黒色に染め出される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典内のヘマトキシリンの言及

【ロッグウッド】より

…これを水で煮出して染料を抽出し,60℃以下で水分を蒸発させると,材の重量の約15%の黒褐色のエキスが得られる。このエキスの成分がヘマトキシリンhaematoxylinで,毛,絹,木綿,麻などを染める染剤に用いられる。ふつう鉄媒染によって黒色に染め上げるが,媒染剤を変えると紫や緑にも染められる。…

※「ヘマトキシリン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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