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ヘラチョウザメ paddlefish

翻訳|paddlefish

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世界大百科事典 第2版の解説

ヘラチョウザメ【paddlefish】

チョウザメ目ヘラチョウザメ科に属する淡水魚イラスト)。北アメリカ東部の河川にすむ。頭部が大きく,鰓蓋(さいがい)は後方へ長く突出する。上あごの吻端(ふんたん)は扁平で,体の全長の1/3程度まで長くのび,へら状を呈するのでこの名がある。またその表面下には細い血管が網目状に走っている。この類は体の表面にうろこがないか,または小さなうろこが散在するだけで,チョウザメのような板状硬鱗の縦列はない。吻の腹面の触鬚(しよくしゆ)は2本で,上下両あごには小さな歯があり,これらの点でもチョウザメと異なる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヘラチョウザメ
ヘラチョウザメ

ヘラチョウザメ科」のページをご覧ください。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヘラチョウザメ
へらちょうざめ / 篦
paddlefish
[学]Polyodon spathula

硬骨魚綱チョウザメ目ヘラチョウザメ科に属する淡水魚。北アメリカミシシッピ川にすむ。体はサメに似ているが、鼻先が体長の3分の1ないし2分の1ほどへら状に前方へ突出しており、その付け根に小さい目がある。体表面は滑らかで、鱗(うろこ)がない。産卵はミシシッピ川の激流の中で行われる。卵径はおよそ3ミリメートルで、1週間で孵化(ふか)する。仔魚(しぎょ)は透明で、鼻先が伸びていない。体長4センチメートルになると、およそ7ミリメートルの鼻が出現する。7、8年で10~15キログラムになり成熟する。普通、体長は1.8メートル、体重84キログラムほどになるが、最大体長3.6メートルに達する。口をいっぱいに開いて泳ぎ、おもに小形甲殻類やプランクトンをえらで漉(こ)して食べる。
 肉は近年になって利用されるようになった。緑黒色の卵はアメリカ産のキャビアになる。幼魚は飼育観賞魚として人気がある。種の存続について危惧種(きぐしゅ)に位置づけられている。近縁種のハシナガチョウザメは黄河(こうが)と揚子江(ようすこう)にすむが、絶滅危惧種である。[尼岡邦夫]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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