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ヘロナ Gerona

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヘロナ
Gerona

スペイン北東部,カタルニャ州,ヘロナ県県都ガリアからイベリア半島へ通じる要地を占めていたため,古代にはイベリア人,ローマ人の軍事基地であった。 714年ムーア人に占領されたが,797年アキタニア王ルイによって奪回された。 11世紀にはロマネスク様式の大聖堂が建設された。塔と回廊が現存する。中世には金銀細工の生産で有名であった。現在,牛乳加工,製粉,ビスケット製造などの食品工業,織物工業,化学工業などが発達。 1446年創立の大学がある。人口6万 4968 (1991推計) 。

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世界大百科事典 第2版の解説

ヘロナ【Gerona】

スペイン,カタルニャ地方の同名県の県都。人口12万6000(1982)。テル川とその支流オニャール川に挟まれた丘陵にあり,フェニキア人ギリシア人の入植以来,軍事・戦略上の要地とされた。西ゴート王国時代(5~8世紀),イベリア半島とヨーロッパを結ぶ商業・文化の中継地となり,8世紀にはイスラム教徒からヨーロッパを守る拠点となった。12~15世紀にかけ,教会や修道院の建立,製紙業・羊毛生産の開始など,文化・経済面で繁栄の一時代を築いたが,地中海交易の衰退や隣国フランスとの対立により,近代以降は発展の道が閉ざされてしまった。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヘロナ
へろな
Gerona

スペイン北東部、カタルーニャ地方ヘロナ県の県都。人口7万4879(2001)。標高98メートルの丘陵に位置し、テル川支流オニャル川が町を貫く。フランス国境に近く、古くから軍事上の要地となり、その歴史は戦争の歴史であった。ことに1809年、住民がナポレオン軍に抵抗して7か月間戦ったのは有名。狭い曲がりくねった道、大聖堂(1312~1598)をはじめ、教会や修道院などの中世の建築物や城跡など、歴史的建築物がオニャル川の右岸にある。食品、繊維などの工業が丘陵の麓(ふもと)で行われる。[田辺 裕・滝沢由美子]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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