ベララベラ島(読み)ベララベラトウ(その他表記)Vella Lavella Island

デジタル大辞泉 「ベララベラ島」の意味・読み・例文・類語

ベララベラ‐とう〔‐タウ〕【ベララベラ島】

Vella Lavellaニュージョージア諸島西端の島。熱帯雨林に覆われた火山島で、コプラを産する。太平洋戦争中の1943年、沖合で激しい日米海戦があった。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「ベララベラ島」の意味・わかりやすい解説

ベラ・ラベラ[島]
Vella Lavella Island

南西太平洋,ソロモン諸島西部,ニュージョージア島群の西端,コロンバンガラ島の北西21kmに位置する火山島。面積500km2人口9200(1970)。いくつもの休火山,温泉があり,熱帯雨林におおわれる。住民メラネシア系で,言語は非アウストロネシア語(パプア語)に属する。海岸部には小型船による交易用の基地が数多くある。南東側のバラコマに飛行場がある。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ベララベラ島」の意味・わかりやすい解説

ベラ・ラベラ島
べららべらとう
Vella Lavella

太平洋南西部、メラネシア、ソロモン諸島の北西端にある火山島。南北42キロメートル、東西32キロメートル、面積512平方キロメートル、人口約3000。最高点は標高914メートル。熱帯雨林に覆われ、コプラを産する。第二次世界大戦中に沖合いが海戦の場となった。

[大島襄二]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android