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ベルクマンの規則 ベルクマンのきそくBergmann's rule

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ベルクマンの規則
ベルクマンのきそく
Bergmann's rule

同種の定温動物において,寒冷地に生活するものは温暖地のものより体が大きい,また近縁の異種間において寒冷地にはより大きな種が分布するという説。ドイツの動物学者 C.ベルクマンが唱えた (1847) もので,これは体重に対する体表面積の割合を減じて,寒地で熱放散を少くするという適応的意味をもつと説明されている。 (→アレンの規則 )

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ベルクマンの規則
べるくまんのきそく
Bergmann's rule

動物の体部の大きさと気候条件の間に存在する規則の一つ。同種の定温動物では寒冷な地方に生息する個体のほうが、温暖な地方に生息するものより体積が大きい現象をいう。ベルクマンにより明らかにされた規則(1847)で、体積が大きければそれだけ表面積が相対的に減少するために、体熱の損失が軽減されるという、一種の適応的現象として説明される。[八杉貞雄]

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世界大百科事典内のベルクマンの規則の言及

【温度適応】より

…放熱量は体表面積にほぼ比例するから,低温環境では小型の動物ほど単位体重あたりの産熱量は多くなければならない。寒冷地にすむ定温動物は体が大きくなり(ベルクマンの規則),耳,吻,尾,四肢などの突出部が小さくなる(アレンの規則)傾向があるともいわれる。コウモリ,シマリス,ヤマネ,ハムスターなどにみられる冬眠や鳥の渡りも低温に対する適応である。…

【小進化】より

…この現象は〈グロージャーの規則Gloger’s rule〉と呼ばれる。また同じく鳥や哺乳類では,冷涼な気候下にすむものは温暖な気候下にすむものよりも体が大きいという傾向もあり,これは,〈ベルクマンの規則Bergmann’s rule〉と呼ばれる。この二つの傾向は明らかに気候との関連で発達してきたものであるが,地理変異の中には気候とは無関係に生じているものもある。…

※「ベルクマンの規則」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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