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ベルタランフィ Ludwig von Bertalanffy

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世界大百科事典 第2版の解説

ベルタランフィ【Ludwig von Bertalanffy】

1901‐72
オーストリア出身の理論生物学者。個体発生に関する機械論と生気論の対立は,複雑なシステムとしての生体がもつ高い調節機能を考えることで解決できるとして,有機体論(生体論)を主張。その骨子は,生体は定常状態にある開放系で,全体的・動的・能動的な特性をもつとするものである。大著《理論生物学》(1932,42)などで,生物学の全分野をこの見方で統一的にとらえた。第2次大戦後オタワ大学,ついでアルバータ大学,ニューヨーク州立大学教授となり,この立場をさらに一般化して,《一般システム理論》(1968)において発展させた。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ベルタランフィ
べるたらんふぃ
Ludwig von Bertalanffy
(1901―1972)

理論生物学者。オーストリア生まれ。インスブルック大学、ウィーン大学で学んだ。ウィーン大学教授ののち、カナダのオタワ大学、アルバータ大学教授などを歴任した。生気論と機械論を止揚するものとして生体論を唱え、これをさらに精密に理論づけた一般システム理論により生物をとらえようとした。この理論では、生物体が単なる要素の集合ではなく、要素どうしが互いにその活動を制御しあうネットワークとしての総体であり、生物体系の各階層ごとにそれぞれのシステムがあり、全体として組織化されていると考える。この立場にたって、初めて生物の働きの合目的性が理解できるのと同時に、現代の複雑化した社会現象に誤りなく対応できるとしている。[竹内重夫]

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世界大百科事典内のベルタランフィの言及

【生命】より

…J.S.ホールデンは生体と環境を一個の全体とする見方を述べた。つぎにベルタランフィは,流動平衡と階層構造を生命現象の特質とする生体論(有機体論)を提唱し(《理論生物学》1932),有力な生命観として普及したが,これにも全体論の要素があると考えられる。 現代生物学の実際の研究では,生体を物理化学的な系として解析を進めており,その点で見れば19世紀からの還元主義的生命機械論が中心に座しているわけである。…

※「ベルタランフィ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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