白土(読み)シラツチ

岩石学辞典の解説

白土

白い粘土または粘土質の原料に対して用いられる通俗的な名称で,特定の産地や土に対して固有名詞としても用いられる.この中の酸性白土はフラー土(fuller's earth)と同じである.

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大辞林 第三版の解説

しらつち【白土】

白っぽい土。はくど。
陶土とうど
白い漆喰しつくい

しろつち【白土】

はくど【白土】

白色の土。しろつち。
流紋岩などが風化した白色の土。二酸化ケイ素が主成分。塗料の材料、セメントの混合材などにする。
酸性白土のこと。

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精選版 日本国語大辞典の解説

しら‐つち【白土】

〘名〙
① 白い土。白堊(はくあ)。はくど。
※肥前風土記(732‐739頃)高来「峯の湯の泉〈略〉流黄(ゆのあわ)、白土(しらつち)、及(また)、和松(ひきまつ)あり」
② 陶土(とうど)のこと。土に似ていて、堅く、砕いて粉末状にし、磁器を作るのに用いるもの。〔本草和名(918頃)〕
③ 白色の漆喰(しっくい)。白堊。
※大日経義釈演密鈔長承三年点(1134)「郢人(えいひと)、堊(シラツチ)其の鼻の端を漫(けが)す」

しろ‐つち【白土】

即興詩人(1901)〈森鴎外訳〉大沢地中海、忙しき旅人「市に大なる白堊(シロツチ)の屋ありて、波はその礎を打てり」

はく‐ど【白土】

〘名〙
① 白色の土。しらつち。白亜。
※正倉院文書‐天平宝字六年(762)四月一日・造東大寺司告朔解「塗同院板殿白土 功七十八人」 〔後漢書‐皇甫嵩〕
② カオリンやモンモリロン石を主成分とする白色粘土。狭義にはモンモリロン石を主成分とする酸性白土をいい、窯業原料、医薬品、吸着剤、触媒など用途が広い。

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世界大百科事典内の白土の言及

【絵具】より

…黄色には酸化鉄から成る黄土と,ヒ素の硫化物の石黄があり,石黄は,雄黄や雌黄などとも呼ばれ強い毒薬としても使われた。白には白土,鉛白などがあり,白土はカオリンを含む陶土で壁画や木彫彩色など各所に古くから使われた。鉛白は塩基性炭酸鉛を主成分とするものだが変色することがあり,絵巻などの古典作品の顔の色が黒く変わっているのを見ることがある。…

※「白土」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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