最新 地学事典 「ペンシルバニア炭田」の解説
ペンシルバニアたんでん
ペンシルバニア炭田
Pennsylvania coal field
米国北東部から東部にかけ分布する石炭紀の大炭田。ペンシルバニア州からアラバマ州まで6州にまたがり,北東部の無煙炭産出地とその他の瀝青炭産出地に分かれる。前者は激しい褶曲構造を示し,南東方向からの造構造運動によって衝上断層を生じている。後者は西部から南部にかけて10°内外の傾斜を示す緩い褶曲構造を示し対照的。夾炭層は両地域とも石炭紀の後期で,Coal Measuresと呼ばれ,厚さ約500~1,000m。無煙炭地域のマンモス炭層は層厚15~18m。瀝青炭地域のピッツバーグ炭層は,層厚2mで3万~4万km2の広大な分布を示す。炭層数は両地域とも12~15層,そのうち約半数が稼行された。埋蔵量は瀝青炭約5,000億t,無煙炭約200億t。米国で第1の重要な炭田である。
執筆者:徳永 重元
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

