翻訳|hot flash
更年期の女性に突然おこる一時的なほてりの症状。更年期障害で、もっとも多くみられる。顔のほてりや発汗などの症状を伴うため、「顔面紅潮」ともよばれる。卵胞から分泌される女性ホルモンの一つであるエストロゲンが、血中で著しく低下・消失することが原因とされる。更年期とは平均50.5歳とされる閉経前後の数年間をいい、一般に46~55歳くらいの5~10年間をさす。女性の卵巣機能は加齢とともに低下していき、やがて閉経を迎えて機能を失う。エストロゲンの分泌量も徐々に減少し、卵巣機能低下を補うために性腺刺激ホルモンが分泌され、結果として自律神経が刺激されて失調をきたす。これが更年期障害で、最近では男性ホルモンのテストステロン減少による男性更年期障害も知られるようになった。
ほてりの症状では、体が瞬間的に熱くなり、顔面紅潮と上半身、ときに全身の発汗を伴う。また、頭に血が上ったようなのぼせ症状を伴うこともある。症状の程度と現れ方には個人差があり、意識しない程度の軽いものから社会生活に支障をきたす重篤なものまである。また、いつも決まった時間におこる人や、不安を感じたときや緊張が高まったときにおこる人、予期せず突然おこる人などさまざまである。ホルモン補充療法などで症状の改善をみる。
[編集部]
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