光(紫外線または短波長可視光)の照射によって吸収スペクトルに変化を生じ,変色・着色・退色などの変化を示し,光の遮断によって回復する可逆的な光化学反応.無機化合物では,ZnS,Hg3S2I2などがあるが,有機化合物ではヒドラゾン,オサゾンやサリチルアルデヒド,イミダゾールの誘導体などきわめて多い.光異性化,光解離による遊離基の生成など種々の機構がある.最近,情報科学の発展に伴い,画像工学の一手法として研究されている.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...