ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ポイルバハ」の意味・わかりやすい解説
ポイルバハ
Peuerbach, Georg von
[没]1461.4.8. ウィーン
オーストリアの数学者,天文学者。ウィーンで教育を受けたのち,ドイツ,フランス,イタリアの諸大学を歴訪,ウィーンに戻って数学教授となる。その名声を慕って多くの学生が集った。そのうちの1人レギオモンタヌスとは生涯を通じて研究をともにした。プトレマイオスの『アルマゲスト』をアラビア語のテキストからラテン語訳したのをはじめ,星表の改良,惑星や月の運行表の精密化など,当時の天文学の水準の向上に貢献。また算術,三角測量術に関する多くの研究を手がけ,特に正弦表を導入したことで知られる。
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