マツグミ(松茱萸)(読み)マツグミ(英語表記)Taxillus kaempferi

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マツグミ(松茱萸)」の意味・わかりやすい解説

マツグミ(松茱萸)
マツグミ
Taxillus kaempferi

ヤドリギ科の常緑低木。本州の関東以西に分布する。暖地針葉樹,特にアカマツモミなどに寄生する。茎はよく分枝し,褐色気根宿主につく。葉は倒披針形で短柄があり,無毛で小さく,中肋がない。若い枝には濃褐色の毛がある。7~8月に,1~4個の濃赤色の小花を腋生し,基部には小さな包葉がある。萼は筒状で先は4裂し,黄褐色。おしべは4個,子房下位球形。液果は小さく,翌年の春に赤熟し,白色種子を1個生じる。

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