ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マティエ」の意味・わかりやすい解説
マティエ
Mathiez, Albert
[没]1932.2.26. パリ
フランスの歴史家。 1897年パリのエコール・ノルマル・シュペリール (高等師範学校) を卒業。 1908年からナンシー,リール,ブザンソン,ディジョンの大学でフランス革命史を講義し,26年ソルボンヌ大学教授。社会主義者 J.ジョレスの影響を受け,師 F.オーラールと論争して M.ロベスピエールに正当な歴史評価を与えることに努力し,08年「ロベスピエール研究学会」を組織し,機関紙として『革命年報』 (1924年『フランス革命史年報』と改題) を発行,多くの新しい見解を革命史に提起した。主著『ロベスピエールの研究』 Études robespierristes (17~18) ,『フランス革命』 La Révolution française (3巻,22~27) ,『恐怖政治期における物価高と社会運動』 La Vie chère et le mouvement social sous la Terreur (26) 。
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