マティエ(英語表記)Mathiez, Albert

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「マティエ」の解説

マティエ
Mathiez, Albert

[生]1874.1.10. オートソーヌ,ラブリュイエール
[]1932.2.26. パリ
フランスの歴史家。 1897年パリのエコール・ノルマル・シュペリール (高等師範学校) を卒業。 1908年からナンシー,リール,ブザンソンディジョンの大学でフランス革命史を講義し,26年ソルボンヌ大学教授。社会主義者 J.ジョレスの影響を受け,師 F.オーラールと論争して M.ロベスピエールに正当な歴史評価を与えることに努力し,08年「ロベスピエール研究学会」を組織し,機関紙として『革命年報』 (1924年『フランス革命史年報』と改題) を発行,多くの新しい見解を革命史に提起した。主著『ロベスピエールの研究』 Études robespierristes (17~18) ,『フランス革命』 La Révolution française (3巻,22~27) ,『恐怖政治期における物価高と社会運動』 La Vie chère et le mouvement social sous la Terreur (26) 。

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百科事典マイペディア「マティエ」の解説

マティエ

フランスの歴史家。パリ大学教授。ジョレスの影響下に,従来の政治史中心の見方を超えてフランス革命の社会史研究に新生面を開いた。ロベスピエールによるジャコバン独裁を革命の核心と考え,師であるオーラールらの史観を批判。主著《フランス大革命》。
→関連項目ルフェーブル

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世界大百科事典 第2版「マティエ」の解説

マティエ【Albert Mathiez】

1874‐1932
フランスの歴史家。パリのエコール・ノルマル・シュペリウールを卒業してフランス革命史の研究に従事し,各地の大学教授を経てパリ大学講師になり,講義中に急死した。フランス革命が単なる政治上の変革ではなくて社会革命であることを主張し,革命期の社会問題の研究を深めるとともに,ロベスピエールの果たした役割を高く評価した。主著は《フランス大革命》。【遅塚 忠躬】

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