マデイラ

世界大百科事典 第2版「マデイラ」の解説

マデイラ【Madeira】

マデイラ島でつくられる強化ブドウ酒。セルシアル,ベルデリョ,ブアル,マルムジーと呼ぶ4タイプがあり,それぞれ原料ブドウの品種を異にする。淡色辛口のセルシアルから順に濃色甘口となり,マルムジーは濃褐色できわめて甘い。いずれもブランデーを添加して樽詰とし,これをエスタファと呼ぶ温室に入れ,約50℃の室温で3ヵ月ほど熟成を行う。温熟法というこの特殊な熟成法により,マデイラは独特の強い芳香をもつようになり,しかもこの香気が長年月をへても失われぬという特徴をもっている。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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