食前酒
しょくぜんしゅ
アペリチフといい、食欲増進用に食前に飲む酒類。ワイン系のものとスピリッツ系のものに大別される。前者は炭酸ガスを含んだドライなシャンパン、特有な風味のドライシェリー、またはいろいろな生薬(しょうやく)や蜂蜜(はちみつ)など強壮剤的なものを加えたワイン、たとえばベルモット、デュボネ、ビイル、リレなどが有名。後者にはアニス、ニガヨモギ、キニーネなどの植物を浸出してつくるアブサン、アニゼット、カンパリ、アメール・ピコンや苦味のとくに強いビターズなどのリキュールがある。これらは炭酸水や水で割って飲まれる。
[秋山裕一]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
しょくぜん‐しゅ【食前酒】
〘名〙 食欲を増進させるために食事の前に飲む酒。アペリチフ。
※おしゃれ案内(1956)〈マダム・マサコ〉六「ジャン・コクトウがこの枯葉色のシャツで
アペリティフ(食前酒)を飲んでいました」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
しょくぜんしゅ【食前酒】
食事の前に飲む酒。シャンパン、カクテル類、辛口のシェリーなどを用いる。食欲を促す働きがある。⇔食後酒◇「アペリティフ」ともいう。
出典 講談社飲み物がわかる辞典について 情報
食前酒
アペタイザーともいう.食事の前に食欲を促進するなどの目的で飲む酒.
出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
世界大百科事典内の食前酒の言及
【アペリチフ】より
…食欲増進剤の意であるが,一般には食前酒をさす。ふつうワイン系のものとスピリッツ系のものが用いられる。…
※「食前酒」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報